【面接官の心得】一緒に働きたいか

「面接官の心得」というキーワードで検索されてこのブログを訪問されている方が結構いるみたいなので、「面接官の心得シリーズ」とシリーズ化してみました。



今日の話題は、「今度のうちのチームで中途採用するから、一緒に面接出てって言われちゃったー。どうしたらいいのー?」という、いわゆる「非・本職」(要するに人事ではない)の人向けの話です。


面接でチェックするポイントといえば、はっきり言ってこれしかない。

「一緒に働きたいかどうか?」


どんなにスキルがあっても、経歴がすごくても、
・なんか好きになれない
なら、やめておいたほうがいいし、
・なんか馴染めなさそう
のもやめたほうがいいと思う。

なんなら、
・なんかワカランけど、あの人の唇の形が気に入らない
なんてのも、やめておいたほうがいい。


ああ、この人と一緒に働きたいなー、とか、
ああ、この人なら面倒みてもいいなー、とか
思えるのがベストだ。



面接をする前には、おそらく色々と想像が膨らんでいることと思われる。

「こういうスキルがある人が欲しい」
「で、こんな風にお願いしたらちゃんとやってくれる人がいい」
「でもって、イイ人がいい」

しかしですね、パーフェクトな人に面接で出会えることなど、まずないのです。

いえ、絶対ない、と言っても過言ではない。


そういう人を採用したかったら、ツテをたどって自分で見つけて、「一緒に働こーぜ」と口説いてくるのが一番早い。


しかも、最初から望んでいたことがパーフェクトにできるわけがない

あなたがやってる仕事を、誰かに交代するとしたら、その人が翌日からパーフェクトにできますか?という話だ。大抵の場合、できるわけがない。そうなると、誰かが教えなくちゃいけない。誰が教えるかっていうと、面接に出てて、最初からその人に関わっている人が教えるのが自然だ。


だから、面接のときは、この人と、一緒に働きたいかどうか?ということだけ考えて、そのために色々と質問したらいいと思う。


常に、「採用担当者」として、「自分が一緒に働く人ではない相手」を面接し続けていた私にとっては、この観点で面接できるということは、本当にうらやましいことだった。



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