【キャリア】秘書採用のときにチェックするポイント
先日 の続き。 秘書は、「空気のような存在になりえること」が重要だということを先日書きましたが、大事なことをひとつ忘れていました。 その人の気配りが心地いいこと です。 秘書になったらですね、やっぱりみんな色々と相手のことを気配りするわけなのです。その気配りは、相手にとってすごく心地いいものでなければばりません。 そしてそれもまた、いい悪いの問題ではなく、相性の問題であるがゆえに、第三者にとっては判断が非常に難しいのです。 私は秘書の方の採用をするときは、事前に質問内容を決めていました。 そして、その質問の内容については、採用する秘書の方が担当することになる役員に直接か、もしくは退職してしまう現在の秘書さんに相談してました。 主に、こんなことを聞いていました。 取締役が、経営会議に入っているときに、 「どうしても直接お話がしたい。」という電話がかかってきました。 その方は、1ヶ月程前に会食のあった、他企業の社長の秘書の方です。 こんなとき、あなたはどうされますか? 他の役員秘書から、某役員があなたの担当している取締役に対して、 何らかの不満を抱いているようだという話を聞きました。 こんなとき、あなたはどうされますか? とかとか。難しいですよねー。どの質問にも、答えはありませんでした。特に正解はないからです。 あるのは、 その役員が不愉快に思うことをしないかどうか 、ということだけです。これがまた、結構人によって基準が違うから難しいんですよね。 でも、秘書経験者となると、「今まで自分はこうやってきた」という自信もあったりするので、なかなかやり方を変えられなかったりします。だからこそ、の質問ですね。 なので、秘書を何人もチェンジしてきた経験のある役員なんかだと、 「秘書未経験者じゃなきゃヤダ」 なんて言ったりするんです。 「自分が、自分にとっての優先順位を一から教えたいから。」というのがその理由です。だから、他の人についたことのある秘書だと、自分とは違う価値基準で勝手に判断されそうでイヤだ、というわけです。 秘書職を専門職として捉えると、おかしな話ですよね。採用の判断基準が「相性」であったり、経験不問、どころか「