【新卒・キャリア】社会の仕組みに鈍感な人たち
私も割とそういうタイプなので、あまり偉そうなことは言えないのですが、 社会の仕組みに鈍感な人 というのは、就職転職において相当不利です。 いや、就職転職と言わず、社会生活の全てにおいて不利です。 社会の仕組みというのは、つまり人間社会のことなわけで、 人間の行動の原理 、とも言えるかもしれません。 例えばすごく卑近な例で言うと、 「なんでこの人こんなに自分にツラくあたるんだろう」とか 「なんでこの人はこんなに自分に親切なんだろう」とか 「なんでこの人はこんなに給料高いんだろう」とか そういう疑問があるとします。 そこで、 「まじやってられねー」とか 「親切な人なんだなあ」とか 「いいなあ」と思うだけで終わってしまうとそれで終了ですが、もう一歩考えてみると、 「どうやら彼は、私が上司にかわいがられていると思っていて、妬んでいるらしい。」とか 「あの人の勤める会社はうちの会社の主要取引先で、こちらが発注側だからそれはまあ親切にするよな。」とか 「彼の働いている企業は特殊な業界向けのコンサル会社で、競合が少ない上に経験のある人材が少ないから囲い込みのために給料高くしてるんだな」とか、 そういう理由が見えてくるわけです。 どういう構造でその業界が動いているのかとか、どういう理由でその人が動いているかがわかってくると、自分がどういう風に仕事をすべきかとか、何を仕事にすべきか、なんてことを考える示唆になります。 結局のところ、 自分が全く見た事も考えた事もないことは仕事にはできない ので、構造を理解した上で 、 自分と同じようなトリガーで動いている人たちと似たような仕事をするしかないと思うからです。 抽象的でわかりづらいかもしれませんが、最近若手社員にせっせと仕事を教えながらそんなことを思いました。 まあまずは、働いているなら 「 自分の給料はどうやって賄われているのか」とか、まだ働いていないなら、「自分の両親がどういう構造の中でどういう仕事をしながら自分をここまで育てることができたのか」、なんてこと位は知っておいたほうがいいんじゃないですかね。 【関連記事】 【新卒】アルバイト経験のない学生さん