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【新卒】OB訪問はやったほうがいいんでしょうか

新卒で就職して、翌年くらいのことだったでしょうか。 知らない番号から携帯に電話がかかってきて、「あのう、元人事さんでしょうか。私、○○大学の4回生で、元人事さんが入社された会社に自分も行きたいと思っていて、それであの、お仕事の話とか色々教えて頂けませんか。」という事を言われました。 これが世に言う、OB訪問か!! と驚いたのでした。 (そのときは、気軽に会って話せる距離ではなかったので電話だけでしたけど。) 大学で、「そういう電話をOKする」と携帯番号を公開したつもりもなかったのですが、なんかそういう制度があるんでしょうね。突然のことだったので結構ビックリしました。 タイトルの質問への回答としては、これです。 はい、OB訪問はやったほうがいいです。 ものすごく人見知りだろうが何だろうが、やったほうがいいです。 でも、OB訪問をやったからって別にその会社への就職活動が有利になるわけではありません。OB訪問の目的はそこではありません。なんというか、そもそも普通の学生の方の場合には、 一般的な企業の人がどんな仕事をしているかわからない のではないかと思うんです。少なくとも私はそうでした。 「毎日、何をやっているの?」と疑問に思っていました。 残念ながら、私は極度の人見知りで知らない人と1対1で話すなんて拷問だと思っていましたので、OB訪問をすることなく就職活動に突入したのですが 、それもあって、最初はミーハーな企業ばかり受けていました。マスコミとか。なんか華やかそうな業界とか。 今になって思えば、自分のやりたかったことはマスコミ業界とはちょっと違うなと分かるのですが、そもそも自分が何をやりたいのかもわからないし、企業で具体的に何をやっているのかもわからないし、なので、みんなが受けてそうな人気企業や、名前を知っている企業を手当り次第に受けて回った訳です。 面接の練習にはなりましたけど、時間の無駄でしたよ。  少なくとも、こういう会社ではどういう仕事をしているのか、ということを知るための手段としてOB訪問をやらなかったのはアホだったなと思います。 別に、わざわざかしこまって「OB訪問」という形式をとらなくてもいいと思うんです。サークルで仲のいい先輩がいれば、その人に色々と教えてもらえばいいし、違う職種の話を聞きた

【新卒・キャリア】意図のわからない質問の場合、どうするか

もう毎日毎日暑くってまいっちゃいますね。溶けそうです。 今日の記事は、前回の 【新卒・キャリア】面接で繰り出される「意味不明な質問」にはどんな意味があるのか(またはないのか) の続きです。 まずですね、大前提としてご理解頂いておきたいのは、 相手に意図が伝わらない質問をするのは、失礼である 、  ということです。 面接で、というよりも、人と人とのコミュニケーションにおいて、という意味ですけど。でも面接だって、大事なコミュニケーションですしね。 考えてもみてください、真面目におつきあいしている相手に対して、突然「君の祖父母の出身地教えてもらえる?」なんて言いますか。言いませんよね。(ちょっと例えがあんまりうまくないんですけど。) 「ふざけないでよ、バカにしてんの?」とまではいかなくても、「何?何なの??なんでそんなこと言わなきゃいけないの???」と警戒されます。何だったら、彼女は怒って帰ってしまうでしょう。でも、「いや、ちょっと趣味で富山県の民謡にハマってるから、富山出身の人探してるんだ。」という前置きがあれば、特に抵抗なく教えてくれる可能性はぐっとあがります。 まあしかし、面接という場では面接官側の方が強者の立場に立っているので(それもどうかとは思いますが)、多少、コミュニケーションのひずみを気にせずに無茶ぶりの質問がやってくる可能性は大いにあるのです。 そんなときは、こう聞くのが一番です。 えーと、その質問はどういう意図でしょうか? もちろん、相手(面接官)の態度次第ではあります。 茶目っ気たっぷりな感じで、「アラスカの人に氷を売るにはどうしたらいいと思いますか?」とニコニコ質問してくる相手に対して意図を確認してしまうのは、無粋と言えるでしょう。そういう場合は、ニコニコしながら頑張って答えればいいと思います。 真顔で、無表情で、今までと同じトーンでアラスカの氷について訪ねられたら、この質問を返してもいいはずです。「あなたがこの会社を辞めて、アラスカで氷を売りたいとお考えなら、その市場には進出しないことをおススメしますが、その質問はどういった意図でしょうか?」くらいに、ちょっとオブラートには包んだほうがいいとは思います。決して、「どういう意味ですか!?」とキレてはいけません。 質問の

【新卒・キャリア】面接で繰り出される「意味不明な質問」にはどんな意味があるのか(またはないのか)

血液型を聞きたがるとか、色に例えさせたがるとか、面接で繰り出されるそういうちょっとわけのわからない質問については、過去にも記事にしたことがありましたが、今日は改めて。 知り合いが転職活動中に面接で 「携帯電話がスマートフォンに比べて、勝っている点を挙げてください。」 と聞かれたと言っていました。(特に、メーカーでもないし、電気屋でもないし、直接そういう機器に関係がある仕事ではない。) わけがわかりませんね。 どうやら最近、面接で意味不明な質問をするのが流行っているようです。 面接で、こういうわけがわからない質問が出てくる理由は、2つ考えられます。 1)面接官が独自のタイプ論を信じている 関連記事に挙げた、血液型の話みたいな感じでしょうか。質問者の中で「○○な人は、こういう系」みたいな独自のタイプ論が確立されていて、それに沿って相手のことを判断したい場合です。 例) 兄弟の中で何番目ですか。 本を読みますか。 彼氏・彼女はいますか。 採用担当者というよりは、社長さんや、人事部長みたいな、ちょっと偉い人たちがこういう質問をしがちです。人間、年齢を重ねてくると、自分なりの人間観ができあがっているので、 それに沿って相手を確認したくなるわけです。 2)質問自体には特に意味はない いわゆる思考実験的な質問の場合です。 前述の携帯とスマートフォンに関する質問はこちらに該当します。 例) アラスカの人に氷を売るにはどうしたらいいと思いますか。 目が見えない人のための香辛料の棚を考えてください。 ドラえもんの道具を使って、我が社の売上げを2倍にする方法を考えてください。 これ系の質問をはじめたのはGoogleさんです。「Google面接 難問」と検索してみると色々と過去の事例が出てきます。 もともとは、 答えのない論題に対して、その人がどういうアプローチをするか をチェックする意図だったようですが、 Googleの人事管掌役員が「あんな質問は時間の無駄だった」とつい最近告白 してたみたいです。 大事なことなので、もう一度。 面接官は優越感に浸れるけれども、面接の成果としては意味がない  んだそうです。 こうなったからには、こういう意味不明質問を面接で繰り出してくる企業も殲滅