【新卒・キャリア】面接で繰り出される「意味不明な質問」にはどんな意味があるのか(またはないのか)
血液型を聞きたがるとか、色に例えさせたがるとか、面接で繰り出されるそういうちょっとわけのわからない質問については、過去にも記事にしたことがありましたが、今日は改めて。
知り合いが転職活動中に面接で「携帯電話がスマートフォンに比べて、勝っている点を挙げてください。」と聞かれたと言っていました。(特に、メーカーでもないし、電気屋でもないし、直接そういう機器に関係がある仕事ではない。)
わけがわかりませんね。
どうやら最近、面接で意味不明な質問をするのが流行っているようです。
面接で、こういうわけがわからない質問が出てくる理由は、2つ考えられます。
1)面接官が独自のタイプ論を信じている
関連記事に挙げた、血液型の話みたいな感じでしょうか。質問者の中で「○○な人は、こういう系」みたいな独自のタイプ論が確立されていて、それに沿って相手のことを判断したい場合です。
例)
- 兄弟の中で何番目ですか。
- 本を読みますか。
- 彼氏・彼女はいますか。
採用担当者というよりは、社長さんや、人事部長みたいな、ちょっと偉い人たちがこういう質問をしがちです。人間、年齢を重ねてくると、自分なりの人間観ができあがっているので、 それに沿って相手を確認したくなるわけです。
2)質問自体には特に意味はない
いわゆる思考実験的な質問の場合です。
前述の携帯とスマートフォンに関する質問はこちらに該当します。
例)
- アラスカの人に氷を売るにはどうしたらいいと思いますか。
- 目が見えない人のための香辛料の棚を考えてください。
- ドラえもんの道具を使って、我が社の売上げを2倍にする方法を考えてください。
これ系の質問をはじめたのはGoogleさんです。「Google面接 難問」と検索してみると色々と過去の事例が出てきます。
もともとは、答えのない論題に対して、その人がどういうアプローチをするかをチェックする意図だったようですが、Googleの人事管掌役員が「あんな質問は時間の無駄だった」とつい最近告白してたみたいです。
大事なことなので、もう一度。
面接官は優越感に浸れるけれども、面接の成果としては意味がない んだそうです。
こうなったからには、こういう意味不明質問を面接で繰り出してくる企業も殲滅されそうです。
だけど、それでもやっぱりこういう質問を聞かれたときには、どう回答したらいいのか、っていう話を書こうと思ったけど、ちょっと長くなったのでまた次回。
【続き】
【新卒・キャリア】意図のわからない質問の場合、どうするか
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